この絵は、1982年12月、田島さんが胃ガンを患い、その手術の前日にあたる日に描いた絵です。ふらっと立ち寄られた方が、この絵が一番好きだと言われたので、なぜですか?と伺うと、「一番すっとこころに入ってくるから」と答えられました。実は作家が手術前日に描いた絵だと伝えると、驚かれた様子。胃ガンの手術前日に描く心情、田島さんが描きたかったこと。様々な想像が頭をめぐります。