「一冊、一室。」にいたる、”書店裏”での打ち合わせ。「一冊、一室。」を妄想する旅。本という窓を開いて出会った人、風景、もの……。毎月どこかでおこっている「カケル 森岡さん」をお伝えしていきます。
今回は8月29日に行われた、キャンドルアーティストのマエダサチコさんとのトーク&ワークショップイベントの模様をお届け。森岡さん、キャンドルを作りました。ここでも一緒にキャンドル作りを学びましょう。

写真撮影:下村しのぶ


<はじめましての、ジェルキャンドル作り>


今回、教えていただいたのはジェルキャンドル。およそ10〜20分でできる簡単なものですが、色選びに個性が出るということもあって、はりきって取りかかります。


1.ジェルワックスを溶かす


ジェルワックスをホーローの鍋に入れ、IHヒーターで溶かします。最初は180~200℃に設定。全て溶けたらヒーターの温度を下げ、ジェルワックスの温度を90℃を保つようにします。温度計を入れ、混ぜながら確認します。

2.色を選ぶ


組み合わせも考えながら、色粉から3色選びます。色を混ぜて作ってもOK。ゴマ粒の大きさくらいでも色づくので、出来上がりの濃さを考えながら、色粉を紙コップに入れていく。「悩みますねー」と森岡さん。

3.ジェルワックスを注ぐ

色粉を入れた紙コップに、溶かしたジェルワックスを注ぎます。ジェルワックスは90℃より下がると固まっていきます。

名前を書いて、固まるのを待ちます。こちらは森岡印の紙コップ。



4.ジェルワックスを取り出して切る


ワックスが固まったら、紙コップから取り出します。好みの大きさに切っていきます。

5.グラスにジェルワックスを入れる


グラスに芯を立て、好みの大きさに切ったジェルワックスを入れていきます。色ごとに三層にしてもよし、あえて混ぜてもよし。納得いかない森岡さんは、何度か入れ直していました。


最後にアロマオイルを垂らし、最初に溶かした透明なジェルワックスを回しかけます。固まったら完成! 森岡作キャンドルは、夏の終わりの、静かで爽やかなキャンドルになりました。



香りも堪能。そしてキャンドルは火をつけてこそ。ウッド芯を使ったので、火を灯すとパチパチと心地いい音が響きます。ジェルが炎に照らされると、透明感が引き立ち、より美しいのです。

ー トークイベントの内容に続きます。ー